申告納税方式と賦課課税方式

荒れ模様の一日

何と激しい雨と風、、、
昨日、
気温は決して低くないものの、
傘が裏返るほどの激しい風と冷たい雨。
とても寒く感じられる1日でした。

普段のお客様訪問は自転車で走り回っているところ、
昨日が初めての徒歩訪問。

自転車は天気の良い日だけ、
歩く日は天気の悪い日のみと覚悟していましたが、
1回目の徒歩がこれ、、、というお天気でした。

確定申告書完成、1件目

ずっと手書きで帳簿をつけられていたお客様。
今期より初めて会計ソフトを導入し、
ご自身での帳簿入力に挑戦されました。

私自身、
長く勤めた会計事務所から別の会計事務所に転職をし、
これまでと全く異なる会計・税務ソフトを使用した時の頭の疲れ具合を思い出しました。

入力は簡単にできるものの、
慣れるまでかなりストレスがかかっておられたのではないかと思います。

ですが、
元々ためこむことなく毎日きっちりと帳簿をつけられていたため、
お約束の日に遅れることなく1年分の帳簿入力が完了し、
本日無事に確定申告書を作成することができました。
(会計ソフトの令和元年確定申告のリリースが一月下旬のため印刷・提出はお預け)

「提出した後、どうやって納税するんですか?」

(納付方法の質問かな)
「納付書に金額を書いて金融機関に持って行っての手続きや、口座振替、クレジットカード払いに最近ではQRコードを作成してコンビニで納税もできますよ!」

「ん〜、
そうじゃなくって、
申告書を提出したら納付書を送ってきてくれるとかじゃないの?
提出までして、
そのあとも自分で納税手続きしなきゃならないの?」

(なるほどね。)

申告納税方式と賦課課税方式

所得税、法人税、消費税や相続税などは
「申告納税法式」といって納税者自らが税法に基づき所得や税額を計算し、
納税します。

一方、
固定資産税や自動車税、不動産取得税などは
「賦課課税方式」といって国や地方公共団体が納めるべき税額を計算します。
納税者は通知を受けた金額を納税します。

「申告納税方式」の大きな特徴は納税者自らが計算すること。
つまり、
税法の範囲内であれば自身に有利な制度を選択することが認められています。
そして経費になるものは適正の範囲内で計上する、
こちらについても納税者自身の判断で計算することができます。

もちろん、
税金の制度を深く理解していなければ何が優遇措置であるか判断はできません。

税理士に頼むのもよし、
自身で計算するのもよし、
納税そのものは義務ですが、
「申告納税制度」のもとで自身で納付すべき税額を計算・決定できるのは権利でもあるんですよ。

というような話をしてきました。

♦︎編集後記♦︎
帰り際に本日作りました、
というキウイと金柑で作ったコンフィチュールをいただきました。
珍しい組み合わせ!
いただくのが楽しみです。

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