ICカードリーダライタと電子申告

電子申告ですべて提出?

電子計算機、
会計・税務ソフト、
電子申告と
会計事務所の仕事道具も大きく変わってきました。

会計業界に入って約10年
最初からずっと電子申告にお世話になっています。
たまに紙での郵送提出となると、
申告書の並べ方や提出部数など、
10年働いても調べなければわからない初歩的なことがたくさんあると実感します。

そもそも申告書は一部を除いてすべて電子申告するのが当たり前、
と思っていました。

本日、税務署の方とお話ししていた時に
「電子申告しても青色決算書は紙提出という方がいらっしゃいますよ。」
というお話を伺ったとき、
そんなことがあり得るのか?と驚いてしまいました。

これから
「電子申告していますか?」という質問をするときは
青色決算書も含めてしているか、という質問をしなければいけないんですね。

スマホ申告を利用できるのは

個人番号が記載された紙の通知カードからプラスチックのマイナンバーカードに切り替え、
ICカードリーダライタとして代用できる端末を持っていれば
電子申告することが可能です。

また、
電子申告開始届についても
スマートフォンから作成・提出することが出来ます。

スマートフォンからより便利にe-Taxをご利用いただけるようになりました。

ただし、
申告内容についてはスマートフォンが使えないものもあります。

上記一覧を見ていただくと、
65万円の青色申告特別控除を受ける場合など
一部の方はスマホ作成できないことがわかります。

カードリーダの活用法

年一度の電子申告のためにカードリーダを購入するのはもったいない
そんな言葉をよく聞きます。

令和2年申告からは青色申告特別控除の金額が
電子申告による提出かそうでないかで変わってきます。

控除額10万円の違いですが、
納付額の差額で見ると一年で十分取り戻すこともできます。

私が使用しているSONY RC-380でできることを紹介します。

【電子申告】
ネットで確定申告することができます

【楽天Edy】
楽天Edyのチャージ、受取り(Edyギフト)、残高確認ができます

【WAONネットステーション】
ネットでWAONチャージ、履歴確認ができます

【交通系ICカード】
ICOCAなどの交通系ICカードの残高、乗車履歴、利用履歴を確認

特にICカードの履歴確認では
「利用日時」「入場駅」「出場駅」「金額」の最大20件を確認することが出来るため、
交通費の精算などに利用でき、大変便利です。

CSVファイルやテキストファイルでの出力も可能。
少し加工をすれば会計ソフトへの仕訳インポートも十分対応できます。

この機会にぜひ、カードリーダライタを購入してみてはいかがでしょうか?

編集後記
那覇マラソンと奈良マラソンにエントリーしました。
通常であれば絶対ダブルで楽しめない大会を存分に満喫したいと思います!

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