国税も地方税もダイレクト納付

地方税、ダイレクト納付開始

2019年10月から地方税についても、
ダイレクト方式による地方税の納付が可能となりました。

税金の納付方法には色々な種類があります。
最もオーソドックスな方法は
納税額が記載された納付書で納税する方法です。

納付書を作成し、
お客さまに渡し、
お客さまには金融機関に出向いてもらって納税をしてもらう。
どうしても納付書では作成から納税までに時間がかかってしまいました。

これに対してダイレクト納付は
ネットバンキングの契約がなくとも、
事前に届出をしていれば
インターネットを利用して指定金融機関から
直接納税ができる（電子納税）というものです。
納期限までであれば期日指定も可能です。

ここで
地方税について「も」とあるように、
これまで国税では
ダイレクト方式による納付ができました。

ですが、
地方税は一部地域しか対応しておらず、
お客様にダイレクト納付を提案しても
どうせ地方税を納めるために金融機関に行くのであれば、
国税をわざわざダイレクト納付にしなくても一緒に納付書で納税するよ、
と断られることもしばしばありました。

開始手続きはeLTAXサイトから

早速、開始届を作成してみました。

利用者 ID と暗証番号を入力して、
ポータルセンタにログインします。

ダイレクト方式で納付手続きを行う場合に使用する口座に関する情報や、
口座開設時に金融機 関に届けた住所等の情報を入力します。

必要情報の入力が完了すれば、
口座振替依頼書を印刷できます。
この印刷した依頼書に
金融機関届出印を捺印し、
引き落とし口座として指定した金融機関に郵送します。

郵送先は
依頼書作成・印刷時に
宛名ラベルの印刷ができるため、
これを封筒にのり付けして投函します。
この宛名ラベルには、
宛先以外に差出人住所も記載されているため、
こちらは封筒に何も書く必要はありません。

手続き完了までおよそ1ヶ月

金融機関に郵送後、
審査を経てダイレクト納付の開始となります。
この期間がおよそ1ヶ月を要するため、
差し迫った納税のためにダイレクト納付を開始する場合は、
間に合わない恐れがあります。

金融機関による審査が完了して eLTAX への口座情報の登録が完了すると、
メッセージ一覧に口座登録通知の メッセージが届きます。
地方税ダイレクト納付口座振替依頼書の郵送後は、
適宜メッセージ一覧の確認をお忘れなく！